終末期で余命あと数日の患者さん。どうしても家に帰りたいと言っています。

終末期で余命あと数日の患者さん。どうしても家に帰りたいと言っています。

病棟で働いていると、終末期の患者さんとの関わり方にとても悩んでしまいます。
終末期の患者さんは、それぞれ生活背景も違うし、症状も異なりますよね。
だから、対応の仕方も患者さんによって変える必要があるんです。
その患者さんに合った関わり方があるので、その方法というのはいくつもあるんです。

 

終末期の患者さんは、若い方もいますし高齢者もいます。
それに小さなお子様だっているんです。
若い方や子供の場合、すごく辛いですよね。
こんな男性の患者さんがいたんですよね。
その方は、私と同年代で、幼い子供と若い奥さんがいて、患者さんの家族の悲しみも深くて、
精神的な疲れがとても大きかったんです。

 

まだ若い奥様ですから、夫が先立ってしまう事を、なかなか受け入れる事が出来なかったと思います。
まだ小さな子供を抱えている状態で、病室から泣きながら出てくる姿を、良く見かけたんですよね。
家族の悲しみというのは、本人でなければわからないと思うんです。
簡単に声をかける事なんてできませんよね。

 

その患者さんは、奥様の事も考えて、いつも痛みに耐えて気丈に振る舞っていたんです。
でも、ある日、家に帰りたいと、泣きながら訴えていました。
終末期の患者さんは、ほとんどの方が、最期を自宅で過ごしたいと思っています。
慣れ親しんだ自宅で過ごす事は、患者さんにとって一番幸せな事ですよね。
でも、疼痛コントロールなど、在宅でおこなうのが難しい事もあるので、なかなか在宅する事ができないのが実状なんです。
患者さんの思いを叶えてあげたいですよね。
疼痛コントロールができて、24時間対応してくれるドクターがもっと増えてくれれば、多くの方が、
在宅での看取り看護をする事がきるのに、と思いますね。